キャリア教育の取り組みについて
キャリア教育とは?
平成23年1月、中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」では、以下のようにキャリア教育が定義されました。
「キャリア教育」とは、「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育である。
キャリア教育は、特定の活動や指導方法に限定されるものではなく、様々な教育活動を通して実践されるものであり、一人一人の発達や社会人・職業人としての自立を促す視点から、学校教育を構成していくための理念と方向性を示すものである。
就活との関係は?
平成23年1月、中央教育審議会「キャリア教育・職業教育特別部会」において、「キャリア教育で育成すべき力」として、「分野や職種にかかわらず、社会的・職業的に自立するために必要な基礎となる能力~基礎的・汎用的能力~」と提示しています。
学校から社会・職業へ潤滑に移行できるように、保護者や地域、企業等が理解を深め効果的なキャリア教育が行われることが、就業意識の向上に繋がると考えます。就活支援センターでは、これらが体系的に行われるよう情報を収集・配信し、学校や地域コミュニティとの連携を図りながらキャリア教育の支援を行っていきます。
具体的な取り組みについて
(1) 職業観教育の支援
「ハピキャリキット」というキャリア教育のツールを使い、職業観を育みます。ハピキャリキットとは、カード遊び感覚で職業と触れ合う機会を作るもので、生徒が楽しみながら職業への意識を高める事ができるツールです。60枚の職業カードを使い、やってみたい仕事とやりたくない仕事とに分類させ、選んだ職業について「なぜこの職業に興味があるのか?」、逆に「なぜこの職業に興味がないのか?」などのグループワークを取り入れ、これまで将来の職業について考えたことがない生徒でも職業の多さを実感するなどの効果が得られます。これは生徒の職業選択を決めさせるものではなく、あくまで職業と向き合うきっかけを作るもので、職業に対する興味関心を高め、進路選択について両親と話し合うきっかけを作るなど、変化を生むものです。
(2) 職場体験の事前・事後学習の支援
各小中学校で実施されている職場体験を、より効果的なものにするために、事前学習でのマナー講座や、事後学習での振り返り学習のお手伝いをします。普段見慣れない大人(講師)が実施することで、生徒たちの緊張感や興味関心を高める効果、また働く大人を観察・分析する力を育みます。
(3) 卒業生との対話・談話会の支援
働く大人を意識するきっかけ作りとして、身近な大人(地元の先輩)と対話をする機会づくりや場づくりをお手伝いします。講話というスタイルに加え、卒業生と対話をする機会を作り、あらゆる活動がキャリアにつながるということ、特に学校での係や部活で頑張ることと仕事での頑張りがよく似ていることを伝えることで、普段の学習意欲の向上につなげます。
(4) これまでの実績
【平成29年度】
2017/09/08⇛ 嘉芸小学校マナー講座(6年生対象)
【平成28年度】
2017/03/15⇛ 職業興味発見学習
2017/01/13⇛ 金武中学校2年生の総合学習「ライフプラン」
2016/11/17⇛ 職場体験受入事業所向けセミナー「大人向けキャリア教育」
2016/11/12⇛ 金武中2年生 職場体験事前学習「マナー学習」「職業興味学習」
2016/09/08⇛ 嘉芸小学校マナー講座(6年生対象)
【平成27年度】
2016/0113⇛ 金武中2年生 進路学習「ライフプラン」
2015/11/05⇛ キャリア教育ってなに?〜2015シンポジム〜
2015/10/21⇛ 金武中2年生 職場体験事前学習「マナー学習」「職業興味学習」
2015/09/10⇛ 嘉芸小6年生 マナー学習